2001年10月(谷川岳)
2001.10.6(土)
前書き
前々から登りたい、と思っていた谷川岳に行くことになった。今度は関東在住のOを誘って行く。幕営指定地が無く、避難小屋はあるが連休で紅葉シーズンのため激混みでどうしようもないと思って日帰り登山とした。また例によって、ロープウエイを使えばいともたやすく行けてしまうがそれをしない、という方針で行くことに。さらに登山玄関口の土合駅に早朝に着く臨時の夜行列車があったので、それを利用することにした。
10/5(金) 16:20 会社を1時間早く脱け出して出発。使うは「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」。これのおかげで¥3,060で東京まで行ける。これが無かったらわざわざ日帰りで群馬くんだりまで行こうとは思わなかっただろう。。
接続がそれほど悪くなく、時間が無かったが、途中の豊橋で軽い夕食を取り、静岡、熱海で食料の買い物を効率的に済ませる。23:18
7時間近くかけて品川駅に到着。山手線は激混み。 23:40 新宿着。臨時快速「尾瀬ハイク号」の発車ホームは、山手線から一番遠い3番線。しかもホームの端っこの方にぽつんと6両で止まっていた。しかし車内は、隣のホームから発車して行く激混みの埼京線とは対照的な落ち着きようであった。臨時でマイナーだから客がそれほどおらず助かった。 23:52 発車五分前のギリギリのタイミングでOがやってくる。
23:57 発車。途中からの乗車も少なく、1ボックスを二人でゆったりと使えるが、直角ボックス座席のためそれほど寝心地は良くない。深夜時間帯に減灯しないことも痛かった。しかも山の最寄り駅に手頃な時間に着くため新前橋で1時間半ほどの運転停車があるが、止まっている間はさらに寝られない。
運転停車中に後ろボックスが丸ごと空いてることに気づき、ボックス独占ネに入ると寝られるようになった。10/6(土) 5:04 3度目の「土合」に降り立つ!今までと決定的に違うところは、今回はこの駅でどーっと、100人近くが下車した、ということ。皆すぐに486段の階段に取りつく。我々は、「寒い!」とか言って上着を着たりしてるうちに一番最後になってしまう。
歩くこと10分余り、地上に出るがまだ暗かった。そして駅舎でも、今までの「土合」とは全く違った光景を目の当たりにすることになる。駅舎はSTB花盛り、といったカンジ。駅舎内で幕営するもの、銀マットを敷いて寝袋にくるまる者、備え付けのテーブルで朝食をとる者など多数。「土合」が最も賑わう、いわば「ラッシュアワー」といったところか??5:20 土合駅を出発。まずは国道沿いを歩く。しかし歩き始めるや否や雨!地面も濡れてるので怪しいなと思っていたのだが、昨日の天気予報では降水0%だったのに・・・・・・。早速ゴアテックスを引っ張り出す。パックカバーを忘れたことに気づきショック。地下ホームでは寒かったが地上は思ってたより暖かかった。
5:50 20分のところを30分かかって、ロープウエイ駅に到着。早朝にもかかわらず多くの客が並んでいた。土合で降りた客の大半はここからロープウエイに乗るようだった。しかし我々は当然素通り。。
ここから5分ほどで、我々の登る西黒尾根の登山口があった。登山道はいきなり、崖なのか?というくらいの登りが!登る客はほとんど見られなかったが、後ろにぴたっと引っ付いてくる単独登山者が気になって仕方なかった。休憩の間に先に行ってもらう。今日も我々のペースはかなりおそめであった。
7:30 開けたところに出てくる。ロープウエイの天神平駅付近も見える。もうほぼ天神平と同じ標高まで来ていた。空は曇ったり晴れたりを繰り返しすっきりしない。後ろから続々と登山客がやってきたり、我々が追いついてきたりと、結構人が集まってきた。
そして、山頂が見えてきた。上の方はすっかり紅葉で、色とりどりの美しさを見せてくれた。雨も何とか上がってくれて、楽しくなってきた。8:20 ここにもあった、ラクダの背を抜けて下ったところで厳剛新道との合流点がある。ここから先、頂上までは岩場、鎖場の連続でかなり険しいところ。体力的なしんどさよりも精神的に気を遣う道のりが続く。頂上まで近づいているはずなのに、頂上に近づけば近づくほど見えなくなって(ガスがかかって)しまった・・・。 9:48 肩の広場でロープウエイ駅からの道と合流し、トマノ耳の山頂に到着。山頂は人でごった返していて写真撮影順番待ちの時間が長い。山頂からの眺めはまたもや0。。
せっかくだからと、もうちょっと先にあるもう一つのピーク、オキノ耳にも行ってみることに。歩いている間に天気が回復!を期待したが空しい結果だった。10:05 オキノ耳山頂に到着。バックが白なのでトマノ耳との違いは柱に書いてある文字だけ。。
ここで昼食。山頂で風が強く、じっとしていると非常に寒いが、木曽駒ですっかり味を占めたOは今回もガスバーナーを持って来ていた。Oはそれでカップ麺を食べる。めっちゃうまそう。私もお湯を使わせてもらい、生姜酒をいただき少し暖かくなった。10:50 下山の途につく。人が多く渋滞する中、トマノ耳を通過し、肩の小屋へ。今日ここで泊まろうものなら、正に殺人的な混み具合だろうな、というカンジの賑わいを見せていた。避けて正解。
そして、天神平に向かう道を行く。最初は階段で幅も広く問題なかったがすぐに狭くなって、登ってくる客との行き違い待ちなどもあってかなり時間がかかる。頂上から少し降りるとガスがなくなって周りを見渡せるようになった。
12:15 熊穴沢ノ頭の小屋に着く。ここまでくると風も収まってだいぶ暑くなってきた。ここまでくると天神平のロープウエイ駅まではあと少しだが、我々は敢えて自力で下る道を選択する。 12:35 出発。いわお新道を行く。今までの渋滞が嘘のように、一人の登山客とも出会わなくなってしまった。道はますます急で、どんどん下って行くが、Oは膝に痛みを訴えるようになり、後半はかなりゆっくり行くことになる。私がかつて痛めて、伊吹山のときにも少し痛くなったところと同じ個所だった。私は杖でだいぶ改善されているが、Oは杖を使ってもあまり大差ないらしく、「若者だから」という理由もあって(?)、今回持ってこなかったのだった。 14:10 ようやく、中ゴー尾根との合流点の二俣に到着。地図を見るとここまで来るとほぼ平坦だ、安心安心、とおもっていたが甘かった。確かにグローバルにみれば標高差はないが、ローカルなアップダウンが激しい。と言うか、道が悪すぎ。沢沿いの岩場など、極めて足場の悪い道をひたすら行かねばならずぞっとする。日が暮れるまでに帰れるのか、と思える道が続く。
しかし距離的に半分くらい過ぎるとあとはほとんど勾配の無いちゃんとした山道となりさくさく行けるようになってほっと一安心。
15:48 無事、谷川温泉登山口に到着。早速、公営温泉施設「湯テルメ谷川」で汗を流す。露天風呂もあったが30段くらいの階段を降りねばならず、登山後の足にはこたえた。又、今まで登山後に行った温泉とは違い、連休と言うこともあって芋を洗う混雑ぶりとはこのことか、という有り様で余りゆっくりできなかった。
17:00 タクシーで水上駅に。ささやかながら車内で打ち上げをする。 19:46 新前橋で乗り換え、大宮着。Oは既に階段をまともに上れないほど足がぼろぼろだった。晩飯の良いところを探そうとするが駅前は飲み屋しかなかった。お互い疲れきっていたので仕方なしに飲み屋で晩飯を食う。そして「打ち上げ」第二弾をやる。 21:00
解散。この日は私は東武野田線沿線にある友人宅にお邪魔することになった。
後書き
「土合」で降りること二度。両方とも「土合」で降りることが目的だったのだが、今回初めて「『土合』駅の本当の利用方法」ができた。天気は期待外れだったものの、紅葉最盛期の素晴らしい景色が眺められ、十分満足であった。
今回、一番しんどかったのはどちらかと言うと行き帰りの行程であった。行きはともかく、帰り、特に下山してからその日寝るところに帰るまでが、かなりしんどかった。ちょくちょく来ようとは思えないくらい、やっぱり遠かった。てな訳で、こんないい山にいとも簡単に行けてしまう関東の人が少し羨ましく思えたりもするのであった。。