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2002年12月(「はやて」開業)

2002.12.21(土)〜12.24(火)

 

前書き

 2002年、12月1日、鉄ヲタが待ちわびた、東北新幹線(盛岡−八戸)が開業した。これに伴い、「JR全線完乗」のタイトルが「剥奪」されることとなった。さらに、11月より友人の一人が札幌に転勤となることが分かった。それによって、八戸行き「はやて」を含む昼行列車のみを利用しての札幌行を計画、実行するに至った。

 

12/21(土)

5:29  出発。雨の出だし。
6:07  名駅着。みどまどへ。札幌までの乗車券と、東京までの特急券をまだ買っていなかったので、ここで買う。上りは6:20発と6:34発とがありどちらでもよいが、東京駅で長くいたいのでできれば6:20発がよい。ただしA席が取れなければ次のでもいいと思っていた。で、発車直前にもかかわらず必死で後ろの方まで行って空席探し。1号車に発見
6:20  名古屋発。まだ真っ暗だったが徐々に明るくなる。豊橋で早速隣の2席が埋まる。この駅から乗った二人組もなんと、「東京→八戸」と書かれた「はやて7号」の指定券を持っている。浜松、静岡ともに乗り込みは大きかった。
8:23  東京着。すぐに新幹線ホームへ。しかし乗るべき「はやて」が入線してくるのはまだ20分以上あと。ホームに上がっては見るものの寒いだけなので下におりてくる。しかし改札内のスペースが極めて狭く、どっちにしても寒く、居場所がない。。
 「はやて」入線。私の席は通路側。ほとんど満員だが、通路を挟んでのとなり2席と、後ろ4席(最後部は2&2)は空席。ひょっとしたらここは最後まで売れ残った席なのか?だとしたらチャンス。
8:52  東京発。上野で左後ろの2席が埋まるが、ほかの4席は無事。行けるか。
大宮までの間も、隣の赤ん坊が泣いたり、そのために親が席を立ったりと落ち着かない。できれば早くシフトしたい。その方がお互いのためである。 


9:18

 大宮着。後ろの席は空いたまま!やった!。すかさずシフト。これで仙台までは楽しめることが確定。鬱の宮から270km/h出して走ることをGPSで確認する。
10:37

 仙台に着く。乗車率にはほとんど変化がなかった。そのまま窓側の席に座る。古川、くりこま高原と順調に過ぎてる、と思っていたその時!車掌に目をつけられる。「席に戻ってください」と丁重に言われ、「強制送還」させられる。

11:22

 盛岡着。ここで隣の親子連れが下車。しかし他の客にきっちりと窓側を取られてしまう。他の座席も全く空席とならず、せっかくの未乗区間を通路側で過ごさねばならず、無念である。。盛岡まで来るとだいぶ空いて窓側は取れると目論んでいたのに…。盛岡からはすぐにトンネルに入る。あとはトンネルに次ぐトンネル。景色なんぞ全く見れる状態ではなかった。とはいえ、窓側にいればわずかな明かり区間からいろいろ確認できたことは間違いない。悔しい。。二つの途中駅(いわて沼宮内、二戸)はいずれも2面2線。この列車はその2駅に丁寧に停車するのでよく分かる。乗り降りは予想通りほとんどなかった。
12:04

 八戸着。トンネルばかりで何の感動もない、乗り潰しが終了。これで乗車率は再び100%となった。
で、次の列車「スーパー白鳥」へ。通常は5両編成のところだが、私の指定の車両は6号車。ということで今日は8両編成であった。私の座席は又しても通路側なのだ。鬱。

12:16

 八戸発。窮屈な通路側での旅立ちとなる。例によって乗客で車内は埋まっているが、左前の席、何故か二人分が丸ごと空いていた。途中から乗ってくるのか。 野辺地着でも2席空いているので、この席に我慢ならんこともあってそっちにシフトする。すると快適環境となる。初めから移動しておくべきだったと思うほど。 窓外の雪、八戸ではそれほどでもなかったが青森に近づくとかなりしっかりと積もった状態と変化してきた。

13:21

 青森着。ここでちょっとは降りるものの、大して変化がなかった。やっぱりみんな函館まで行くみたい。で、駅弁売り場にダッシュ。何とか売っていた。ホタテ釜飯をゲット。助かった。。私が愛用していた座席は青森からも無事であるみたい。ということで、停車時点では一応おとなしく自席に戻ったがすぐにその席へシフト。快適〜〜。。早速駅弁を広げる。これをやるにも、二人掛けで一人に座れる状態であるのが(・∀・)イイ!
 中小国を抜けると高規格路線となりスピードアップ。140近く出ているがスピード感があまり感じられんくらい、軽々この速度が出ているのがすごい。
 吉岡海底駅に停車し、木古内から再び低規格に戻り国道のクルマに抜かれながら走行する。車内には「函館」のガイドブックを持っている人が多くいた。ここにいる客の大半は函館泊まりのようだ。東京から6時間となって「大幅に短縮」(平均所要時間が約1時間短縮されたので…)されたことから、東京からこうして鉄道で訪れる人が増えた、という証拠なのか??
15:16

 函館着。乗り継ぐ「北斗」は目の前に止まっているが、もはやそれに乗り継ぐ客はほぼいなかった。やはりみんな函館に来たかったのだ。冬でも函館の集客力はかなりあるものだと認識。逆に青森に観光に来ようなどという人はいないことも認識。
乗り継ぎの「北斗」、ノーマル仕様の6両で、ボロい。で、混んでる。。ここからまだ札幌まで3時間半もかかるのだった。知っていることとはいえ、もう少し何とかならんのかとも思う。
 函館発後すぐに見える大沼公園&駒ケ岳の景色がきれい。大沼は真っ白に凍っていた。「駒ケ岳」という名前の駅があったのに驚き。「元祖」を差し置いてこんな小さな山の近くにあるだけでその名前を使うか、というカンジ。。
16時43分着の長万部でほぼ完全に真っ暗。早すぎる。今回初めて冬至の時期の北海道訪問で、一番早い日の入りを経験することとなる。

18:50

 新札幌着。友人(以下K)と連絡を取る。クルマで迎えに来てくれた。一旦家に寄って、すすきのへ行って二人で飲んだ。
12/22(日)
9:30  Kの家を出発。今日は私のリクエストで積丹半島に行くことになった。雪が激しく降って視界がきかない。こんな状態で行く意味があるのか?と思えるような気象条件。しかし時々止む。高速で一気に小樽まできてしまう。小樽からは一般道となるが、最初の市街地の道は混んでいた。小樽駅前を過ぎ、市街地を抜けても流れはよくない。しかも凍ってる。。
 余市を出るとR5から分岐するR229に入る。交通量減って快適となる。しかしそれに伴って凍り方も激しくなっていく。途中、トンネルが崩落した現場を通過する。その現場付近ではトンネルが大きく捻じ曲げられていて、見る影もなかった。それを話すと、帰りに寄ってみようということになった。土木系の人間として、Kも興味を示したようだ。
11:30  神威岬の駐車場に到着。クルマはほとんど止まっていない。降りると、激しく寒い!風が強い!!人は、いない…。それでも、レストハウスは開いていた。人いないのに…。
それを確認して、いざ、岬の方へと行ってみる。雪が激しく積もった、ほとんど人跡のない道をざくざくと行く。丘に上がると眺めがよくなる。しかし……。肝心の「先っちょ」を前に「強風につき通行止め!」の看板と、厳重な柵が立ちはだかる。まさか、と思ったが、そのまさかのようで、完全に冬季は閉鎖されているようだった。リサーチ不足。もっとも、よしんば通れたとしてもかなり先まで行かねばならないため寒さでえらいことになっていそうだったからこれでよかったかも知れない。

12:00

 折り返す。丁度昼食時なので、近くの「市街地」にあった店へ入る。店員が必要以上に推す「浜ラーメン」を二人は注文した。味はまあまあだった。
 さらに折り返す。どうもさっきの神威岬だけでは消化不良なので、もう一つある先っちょ(積丹岬)に行ってみることに。今きた道を10kmほど戻り、道道に入るが、この道がかなりの「悪路」。ほとんどアイスバーンで、車がスピンしてしまう場面も。対向車がきていなかったのでセーフだが、危険すぎる。。さらに、岬へは坂を登っていかねばならないが、勾配がきつく積雪も相当あって、元々雪道には向いていないスポーツカーで入るのは不可能、と判断してあえなく撤退。やっぱりかなり無謀な計画であった。。ということで引き返す。

13:30  もう一つの目的であった、温泉施設の「岬温泉」に到着。ここは登山終了後に最近よく立ち寄る公営の施設で、オープンしてまだ1年も経っていないという新スポット。ということで、こんな辺鄙な地には似つかわしくないくらいに結構人がいた。
15:00  帰途につく。行きと同じルートで、トンネル崩落現場を目指す。30分ほどでその現場に到着。跡が残っていないので判然としなかったが、発生したのは平成8年の3月であることが分かる。もう6年も前になるのか…。
 余市からR5に戻り、小樽へ。クルマの中から小樽の町並みを眺めることに。3連休の中日で、カンコーチ小樽を象徴する運河倉庫の辺りを行く。札幌へは下道経由で。自転車で走ったまさにその道を逝く。札幌市内の手前までは順調に行くが、市内で大渋滞する。道路が発達している札幌で意外だなと思っていたら、映画館に入ろうとするクルマのおかげで混んでいるだけだった。
18:30  夕食の場所に到着。回転寿司屋であったが、猛烈に混んでいてすぐには入れそうにない。50分待たされる。二人とも10皿程度で満足。
20:00  Kの家に到着。もう一晩お世話になることに。
12/23(月)
8:00 起床。Kは寝てる中、おもむろに出発準備をする。
8:30 Kに礼を言って、出発。とりあえず当初の予定であった、正月の買物として家に何か送るため、二条市場を目指すことに。
7:24  大通で下車し、二条市場まで歩いてく。それにしても寒い。特に、下が。今まで冬の北海道に来た中でも今回が一番寒かった気がする。二条市場発見。かなり賑わっていたが、歩くたびに店のオヤジにからまれる。一人のオヤジの態度に逆ギレしそうになりながら、とりあえず目的もなく歩を進めていく。タラバガニが目立ったが、高い!数の子とタラバガニとし、しめて¥10K。かと思っていたら送料諸々が入ると¥13Kとなってしまった。
8:01  買い物終了。さてこの後どうすっか。外に連続していられる時間が30分もないというこの気候では一人で何もできない!帰りは飛行機でさくっと帰ろうかと、格安航空券に寄ってみる。電車よりも安いが、それだと札幌で一日持て余すだけなので個人的には惹きつけられるものはなかった。となると、今日はちょっとでも帰っておきたいということで、列車で行けるところまで行くこととする。
 予定を完全にfixさせるため、喫茶店で一人時刻表と睨めっこ。今日は函館まで行くとし、明日同じルートで帰り、八戸を少し散策することとした。
11:20

 札幌駅に着く。それにしてもこんな寒さ、やっとられんぞ。私は北海道には住めないかも。。
みどまどへ。3連休最終日で結構混んでいる。「北斗」は全て満席。鬱になる。しかし、「はやて」「白鳥」は取れた。
 というわけで、列車発車1時間前にもかかわらず、改札を通って万全の体制で臨むが、さすがに早すぎた。ホームは寒いので下で待つことに。しかし下に降りてきても暖房が行き届いておらず、寒すぎ。居場所がない。
 40分前になったところでホームへ。まだ5,6人しか並んでおらず、余裕すぎた。いつもだいたい余裕過ぎるほど早くから並ぶ習性があるが、「これがメイン」だから、仕方ないところではある。それにしても、凍える。。こういった長距離列車の発着するホームにはホームドア&暖房を設置しる!
 15分前になったところでようやく列車が入線。乗せてもらえる。幸せな気分となる。こうなったらこっちのもん!

12:22  札幌発。天気はまあまあで、景色は楽しめそう。行きはほとんど闇の中だった区間だけに景色も堪能。何度となく乗っている区間だが楽しいものは楽しい。今回注目したのは苫小牧を出た辺りからずっと見えていたきれいな山。樽前山という山であった。標高は1000Mと少ししかないのにきれいに見えたのは、雪をかぶっているからか。登ってみたく思う。
 東室蘭、伊達紋別まで来ると隣の客がいなくなり、かなり快適。札幌では満席だったが結構空席ができていた。洞爺から大沼公園までノンストップ。70分もの間止まらないので快適。


苫小牧−東室蘭間で見える樽前山

15:29  函館着。目の前には、すぐに接続する八戸逝きS白鳥が止まっている。8両あるが満員状態。おそらく、自由だと立っていかねばならないだろう。今日中に八戸まで行こうと思っていたのは無理だったみたい。
で、降りる。ここまで来ても寒すぎる!!!温度計は‐0.1℃としてあるが、風あるので体感気温は下がる、のではなく、実気温に近づいている。 
15:40  宿へ。駅歩3分のビジホ。一泊で税別¥5Kで済むのでありがたい。寒いのであまり外には出たくないが、せっかく来たからには何かせねば、とは思う。
 宿を出る。「ベイエリア」を歩いてみることにする。海岸沿いの道を駅を背にして歩いていく。ちょっと遠い。といっても10分ほどだが、寒さがこたえる。新スポットの市場、ガラス工房など、一通りぐるっとみて回る。こういうところにはやはり一人で来るもんではないんだなぁ、としみじみ感じる。一人旅なんかもう嫌だ、やっぱり「二人」が(・∀・)イイ!……なぁ。。
 で、メシ食うところを探さねばならぬ。さすがにおしゃれなレストランが多い。できるだけそういうところは避けたい私は、人の少ないレストランを探す。そして、見つける。そしてシーズンが終了しているはずのウニ、イクラの載ったどんぶりと、函館の地ビールを注文した。
 食事が終わったのでそそくさと退散。今日は「クリスマスイブイブ」ということもあり、クリスマスツリーなども飾られていて、その周りでイベントなども行われるようだった。群がる人々のほとんどは幸せそうな二人連れだった。
18:00  ちょっと早いがホテルに戻る。あとはマターリとするのみ。
12/24(火)
6:45  チェックアウト。函館での「スーパー白鳥」の雄姿を撮影。行き先のLED「八戸」にどことなく違和感を感じる。車内はガラガラ。にもかかわらず増結車がついた8両編成。あまりにも持て余しすぎ。昨日まであんなに賑わっていたのに…まさに「兵どもが夢の跡」といった感じである。
 7時ちょうどに函館発。なんと、私の乗った車両は他に客がいない。快適すぎるほど快適であるが、JR北海道の行く末を案じずにはいられない。


ガラガラの「スーパー白鳥」車内


函館山に昇る朝日

8:51  青森着。ここでようやく客が乗ってきて少しは潤うが、それでも乗車率は50%以下であった。ここから八戸までノンストップという大胆なダイヤ。八戸到着直前に、右窓から新青森まで建設中の東北新幹線の高架橋が見える。まだ全然できていない。周りは荒野なのになんでわざわざ高架橋にせなあかんねん、そんなことやから建設費がかさんでなかなか新幹線ができひんのや、と思う。
9:53  八戸着。1時間の時間を確保したので、ここで駅周辺観察とする。まずは在来線ホーム散策。行きのときは慌ただしく乗り込んでしまったが、人の去ったホームにぽつんと佇む。気持ちの良いものである。
で、駅舎散策。八戸駅でちゃんと降りるのは4年ぶりだがいつのまにか豪華なホテルができていたり、新築ビルができていたりと、新幹線のターミナル駅として準備した様子が伺える。しかし駅前通を歩いていくが、何の変哲もない、閑散とした通りが続くのみ。どうしようもないのですぐ引き返す。ここは「八戸」ではなく「尻内」なんだ、ということを知らされる。いっそのこと、元の駅名である「尻内」に改称して、「尻内逝き新幹線」とでも名乗ってくれたらかなりインパクトがあるのになあ。。
 外気温の方は、昨日までの北海道で味わったしゃれにならないくらいの寒さからは解放される。やっぱり北海道は寒すぎた。防寒対策が甘かっただけかも知れんが。
 十分駅前を堪能したので、そろそろ改札を通ることに。まだ時間があるので、ホーム内を探索。まずは乗るべきホームと反対側のホームへ。八戸駅は2面4線で中央の2線には安全柵がされている、新横浜駅と同じ構造。新青森以遠まで開業したときにはこの駅を通過する列車を設定するための準備がなされている。当然ながら4線ホームは持て余している。このホームから発車される次の列車は、13番線は16:04分発、14番線は19:58となっていた。


八戸駅舎


新青森方面。この線路に営業列車が走るのは
いつの日になるのやら・・・

10:54  八戸発。乗車率は50%を割っていてマターリとしている。行きのときには見れなかった車窓風景をじっくりと見る。が、半分以上がトンネルなのでやはりどうということはなかった。仙台でかなりの客の入れ替えが起こる。これを見て、東京から八戸まで乗り通す人はそれほどいないのか、と思わせた。
 東北新幹線、沿線風景は平凡だが、高架橋が高いために眺めが頗るよい。また、規格が良いために通過駅の前後でも速度を全く落とさず突っ走るのが爽快感があってよい。福島駅など、かなり大きな設備がありながらも一瞬で通り抜けてしまうのが楽しかった。それに対して、大宮からのイライラさせられること…。もっと出せるはずやろ、と思いながらもノロノロと走ってくれてしまう。
 フェイントをかけて上野で下車し、京浜東北線で東京へ。
15:03  東京発。30分待って自由席の窓側の席に収まる。
「乗車が目的」で、新幹線に乗るのは割に合わない。単位時間あたりのコストが在来線とは段違いに高くなってしまうからだ。今回2,000km近くの新幹線を「乗車目的」といってよい形で乗ることとなったが、その出費は相当なものとなった。乗り疲れた状態ではあるが、ここからの車窓も味わいながら眺めていく。
16:56  名古屋着。
18:30  帰宅。リソースを大量投入し過ぎた、の感が溢れた4日間であった。

 

 
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